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TableClipper

概要

TableClipper を使うと、Microsoft Excel のシートに入力したテーブルおよびフィールドの情報をクリップボードにコピーして、FileMaker Pro Advanced のデータベース管理ダイアログにペーストすることができます。
例えば、こんなときに便利です・・・

  • Microsoft Excel で作成したテーブル定義の情報を元に複数のテーブルを生成することができます(チュートリアル:テーブルコピー編参照)。
  • Microsoft Excel の機能を利用して、連番のついたフィールドなどを簡単に作成することができます(チュートリアル:フィールドコピー編参照)。

 

動作環境

  • Mac OS X (10.5.8, 10.6.3 で動作確認しています)
  • FileMaker Pro Advanced 8.0 以降
  • Microsoft Excel 2004 (Excel 2008 での動作可否をお知らせ頂けると助かります。)

ライセンス

フリーウェア

ダウンロード

TableClipper 1.0.dmg (97KB)

 


チュートリアル

テーブルコピーモード

Microsoft Excel で作成したテーブル定義書の情報を元に、複数のテーブルを生成します。

  1. example フォルダ内の Sample.xls を Microsoft Excel で開きます。
    tutorial1_excel
  2. TableClipper を起動して、’ワークブック’ のリストで ‘Sample.xls’ を選択します。リストに ‘Sample.xls’ がない場合は ‘更新’ ボタンを押してください。’ワークシート’ は未選択のままにしておきます。
  3. サンプルに合わせて設定を変更します。データは各シートの5行目から入力されており、フィールド名が B 列、データタイプが C 列、コメントが D 列に入力されていますので、下図のような設定になります。尚、TableClipper はワークシート名をテーブル名として使用します。
    tutorial1_config
  4. TableClipper のウィンドウで ‘コピー’ ボタンを押します。
  5. Sample.xls のテーブル定義がクリップボードにコピーされました。FileMaker Pro Advanced で新規データベースを作成し、「データベースの管理」ダイアログの ‘テーブル’ タブを選択して ‘ペースト’ を実行すると、Sample.xls で定義されている4つのテーブルがペーストされます。tutorial1_fm

 

フィールドコピーモード

Excel で入力した情報を元に、既存のテーブルに複数のフィールドをペーストすることができます。

  1. Microsoft Excel で新規のワークブックを作成します。ここでは説明のため ‘ブック1’ というブックを作成したことにします。
  2. 一番目のシート ‘Sheet1′ に、’質問1’ と ‘回答1’ という行を作成し、Excel のオートフィル機能を利用して、質問と回答を 10 行ずつ作成します。
    tutorial2_excel1tutorial2_excel2
  3. TableClipper を起動して、’ワークブック’ のリストで ‘ブック1.xls’ を選択します。リストに ‘ブック1.xls’ がない場合は ‘更新’ ボタンを押してください。
  4. ‘ワークシート’ のリストから ‘Sheet1’ を選択します。ワークシートが指定されている場合、TableClipper はフィールドコピーモードで動作します。
  5. サンプルに合わせて設定を変更します。下記の図のように設定してください。tutorial2_config
  6. TableClipper のウィンドウで ‘コピー’ ボタンを押します。
  7. FileMaker Pro Advanced で新規データベースを作成し、「データベースの管理」ダイアログの ‘フィールド’ タブを選択して ‘ペースト’ を実行すると、質問と回答が 10 フィールドずつ、合計 20 のフィールドが作成されます。

設定項目

行設定

データ先頭行
データが入力されているエリアの先頭の行番号を入力します。
最大行番号
TableClipper は、フィールド名のセルが空欄があれば、そこで読み込みを中止します。特定の行で読み込みを停止したい場合は、ここで行番号を指定します。

列設定

フィールド名
フィールド名が入力されている列を指定します。
データタイプ
データタイプが入力されている列を指定します。
コメント
コメントが入力されている列を指定します。

データタイプ

FileMaker の各データタイプを表す文字列を指定できます(カンマ区切りで複数の文字列を指定可能)。


FAQ

Q: TableClipper でコピーできるのはどのようなデータですか?

A: 現在のところ、「フィールド名」「データタイプ」「コメント」のデータのみです。

Q: Windows 版をリリースする予定はありますか?

A: ありません。

Q: なぜ Windows 版をリリースしないのですか?

A: TableClipper は AppleScript で開発した社内用のツールが元になっているからです(だから無料で公開できるのです)。


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